Googleで安心

投稿日: Jan 13, 2010 5:28:28 AM

僕は基本的にGoogleという企業を信頼している。今日、TCのこの記事のようなものが出てくるとますますGoogleのクラウドに個人データを預けていることやサービス運営上のシステムを依存していることにおいても安心できる。

従来このような顧客と企業の信頼関係は、主に銀行が担っていたものだ。しかし20世紀と違い、今は21世紀。人々はお金よりもデータを預ける場所を探している。僕が前職いた会社ではこうしたことを延々と訴えきたがまったくクラウドコンピューティグやクラウドのセキュリティの重要度を理解してもらうことはなかった。むしろ組織はクラウドに対して異常なほどの嫌悪感と疑念を持ち続けていた。彼らは未だに自分たちの貧弱なデータセンターやセキュリティの方がGoogleやAmazon、Microsoftが提供するクラウドコンピュータより安全だと思っている。そして未だに100Mしか保存できないメールシステムや毎日PCのローカルHDDにダウンロードを余儀なくされるシステムこそが最も安全なデータ保存の仕組みと思っているようだ。

Googleのようにこうした攻撃を受けることは、Google自体のセキュリティレベルを格段に上げる結果となる。そして一企業では到底追いつけない技術の差が日々生まれているのだ。こうした変化に気づかない人的要素こそ最大の懸念でありセキュリティホールだということを経営陣は気づくべきだろう。

Google、中国からの大型サイバー攻撃に中国市場撤退も

多くの企業や個人が日常的にサイバー攻撃に遭っており、Googleも決して例外ではない。われわれは最近、当社の社内インフラストラクチャーおよび20社以上の上場企業を標的としたサイバー攻撃を発見した。本件は、その手口がきわめて高度である点が特に注目される。Googleアプリおよび関連する顧客データは、この攻撃の影響を受けていないと信じている。公式Googleブログに、当社が一般向けに公開した声明が載っているので読んでいただきたい。

この攻撃がさまざまな疑問を呼ぶことが考えられるので、この機会を利用して、いくつかね追加情報をお知らせするとともに、Googleが新しいセキュリティー基準を導入して、みなさんのデータの安全を確保していることをお伝えしたい。

これは、クラウドコンピューティングに対する攻撃ではない。金融、テクノロジー、メディア、化学薬品をはじめとする広範囲にわたる主要企業の技術基盤に対する攻撃だ。攻撃に使われた経路は、個人のパソコンに侵入する悪質ソフトウェアである。インターネットに繋がっているどのコンピューターも、このような攻撃の標的になる可能性がある。当社の社内ネットワーク上の知的財産の一部は侵害されたが、当社顧客のクラウドベースのデータの安全は引き続き守られていると確信している。

どの企業も、こうした攻撃の対象になる可能性があるが、当社のクラウドサービスのユーザーは、当社のデータセキュリティー機能の恩恵を受けることかできる。Googleでは、膨大な時間と金額をセキュリティーに投資している。当社にとって、これ以上重要なものはない。今回の攻撃に対する対応を見ていただければ、当社がシステムを守り、当社を信じて重要なメールや文書情報を預けているユーザーを守ることに専心していることがおわかりいただけるだろう。これをお伝えするのは、当社が透明性、責任、顧客からの信頼の維持を約束している証である。

起業家 渡部薫